東京藝術大学入試情報サイト > 岡本 恵生子
私は3歳のころからピアノを始めました。その頃から漠然と将来はピアニストになるという夢を持っていました。しかしその夢も中学・高校と上がるにつれて変化していき、音楽を奏でる立場よりも音楽を教える立場に興味を持ちました。そのため学部は他大学の教育学部に進学し、4年間では音楽のことだけではなく教育についても多く学ぶことができました。しかしその4年間では学校での音楽科教育のみを学んでいたため、幼児から大人まで幅広く音楽教育は行われているしそうあるべきではないかと考え、そのような幅広い音楽教育についてここ東京藝術大学では学ぶことができると思い志願しました。
実際に授業では、幼児の音楽表現や社会教育としての音楽など、さまざまな形で音楽と向き合い研究している先生方による講義を受けることが出来て、とても勉強になるし刺激になります。また音楽教育を総合的に捉えその実際がどうなっているのか、多角的に捉え自身で調べて発表するようなゼミ形式のものもあります。音楽教育専修はかなり授業のコマ数もあるため、その上で自身の専門の実技の練習もしっかりすることは正直厳しい時もあります。しかしその分吸収できることもたくさんあり、周りの先生方から、講義から、研究室の先輩方からなど本当に多くのことを学べるとても恵まれた環境であると感じています。
将来はこれらの経験を生かして、総合的に教育を考えていくことがきるような国家公務員の仕事、また音楽を音で表現することだけではなく、言葉で表現することの魅力や難しさなども感じてきたので、その分言葉の魅力をより感じるようになり出版の仕事などにつきたいと考えています。
2年という期間は本当にあっという間なので、一日一日を大切にしながら学べることを精一杯学んでいきたいです。