東京藝術大学入試情報サイト > 高芝 祐衣

1.藝大出身のヴァイオリンの先生に師事していたため、幼い頃から藝大という場所に漠然とした憧れがありました。しかし雲の上の存在というイメージが強く、強い動機も無しに志望することをためらっていましたが、予備校での勉強がワクワクの連続で楽しかったのと、高校3年生の夏に藝祭を見たのをきっかけに目指すことを決めました。

 

2.大学に入って一番大きかったことは、面白い人たちにたくさん出会えるということです。面白いと言っても、よく言われてしまうような「藝大って変な人がいっぱいいそう」という面白さではなく、何かを生み出すことに素直に向き合っている人たちから溢れ出る面白さです。課題制作では、それぞれ普段抱えている疑問や違和感がかたちにとなって現れるので、講評会でクラスメイトの作品を見るたびに刺激を受けますし、普段の友達とのたわいない会話も、制作中の作品についての会話も、非常に大切な時間です。

他科との関わりも魅力的です。例えば、映像を制作する時には音校の学生やパフォーマンスを専門としている学生の協力によって作品の可能性が広がります。

また授業では、実際に社会で活躍されている教授陣や講師の方のお話が聞けることが、とても楽しいです。

こんなにワクワクする人との関わりと学びが、学校の外にも広がったらいいのにな、と思います。

 

3.将来についてはまだ決まっていませんが、今自分が一番夢中になれることにアンテナを張り巡らせ続けながら、見つけていきたいです。

(2021.05)