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この奨学金制度は、個人又は、団体等から本学へ寄附された基金等をもとに、学業優秀な者又は研究室等に学資等を給付している制度です。
この制度は、1件のみ応募できる奨学金(下記)がありますが、それ以外は全て本人の応募によるものでなく、学年末試験、課題提出等の成績優秀者に授与している奨学金です。
〈応募できる奨学金〉
※本奨学金の募集は現在行っておりません。
★ユー国際文化交流支援基金奨学生 平成13年設立
小薬将夫氏(株)丸正代表取締役の寄附によって、本奨学金が設立された。本学の学部2年次以上及び大学院生で成績優秀で経済的に困難な学生が、海外芸術文化の研修を希望する場合に給付する。
代表者等:小薬将夫
対象者/給付額:美術学部/250,000円 音楽学部/250,000円 〈大学が授与する奨学金〉
1.安宅賞奨学基金 昭和13年設立
故安宅英一氏1901(明34)〜1994(平6):元安宅産業株式会社会長。美術品収集に尽力(安宅コレクションの基礎となる)、また音楽愛好家。芸術家の育成を目的に、氏によって本賞が設立された。美術及び音楽学部学生で成績優秀な者を対象に給付している。本賞は、平成元年度から「安宅賞奨学資金」を「安宅賞奨学基金」と改称し、新たな運用を行っている。
代表者等:安宅昭彌
対象者/給付額:美術学部/24,000円 音楽学部/36,000円
2.美術学部奨学基金 昭和56年設立
過去に寄附されていた奨学金等(現在は廃止されている)の残額、利息等をまとめ、設立された。美術学部の教材等の購入に充てている。
代表者等:東京藝術大学
対象者/給付額:美術学部/未定
3.平山郁夫奨学金 平成元年設立
平山郁夫氏1930(昭5)〜2009(平21):元本学学長。文化勲章(平10)。氏の寄附により本奨学金が設立された。美術学部学部学生及び大学院生で、優秀な成績を修めた者に対し奨学金を給付している。
代表者等:平山美知子
対象者/給付額:美術学部(学部・大学院)/200,000円
4.O氏記念賞奨学金 昭和60年設立
故大橋嘉一氏1896(明29)〜1978(昭53):元大橋化学工業株式会社会長、漆焼付塗装の発明、藍綬褒章(昭29)、絵画愛好家。氏が設置(昭28)した「大橋賞」を母体として、氏の没後その功績を称え、氏の遺志である絵画学生奨学の恒久的存続を図るため、これまでの受賞者、関係教員及び賛同者の作品寄贈により「O氏記念賞」と改称し、設立された。油画学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:O氏記念賞委員会
対象者/給付額:美術学部油画(学部・大学院)/未定
5.俵奨学金 平成3年設立
俵正市氏1930(昭5)〜:(財)俵美術館理事長。美術研究科絵画専攻(版画)学生の奨学を目的に、氏の寄附によって本奨学金が設立された。
代表者等:俵 正市
対象者/給付額:美術学部絵画(版画)/200,000円
6.久米桂一郎奨学基金 昭和56年設立
故久米桂一郎氏1866(慶応2)〜1934(昭9):元本学教授<西洋画>、本学の西洋画科を創設(明29)、のち西洋美術史と美術解剖学を講じる(昭7)。氏の業績を記念して、御遺族及び関係者によって設立された「久米美術館」(品川区)と共に本奨学金が設立された。油画専攻及び彫刻科学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:久米美術館館長 久米邦貞
対象者/給付額:美術学部油画・彫刻/未定
7.内藤春治奨学基金 昭和54年設立
故内藤春治氏1895(明28)〜1979(昭54):元本学名誉教授<鋳金>、勲三等瑞宝章く昭44)。氏の業績を記念して、工芸学生に対する教育研究の奨励を目的に、御遺族及び関係者によって本基金が設立された。工芸科学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:内藤マン
対象者/給付額:美術学部工芸科/未定
8.原田賞奨学基金 昭和49年設立
故原田寛子さん1951(昭26)〜1973(昭48):本学工芸科〈染織〉3年次に在学中、不慮の事故により没す。原田さんの夭折を悼み、工芸学生の奨学を目的に、御遺族によって本基金が設立された。工芸学生で成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:原田美代子
対象者/給付額:美術学部工芸科(学部・大学院)/未定
9.藤野奨学金 昭和61年設立
故藤野宗次郎氏1916(大5)〜2009(平21):藤野金属株式会社社長、日本銅センター会員、美術愛好家。金工学生に対する教育研究の奨励を目的に、氏の寄附によって本奨学金が設立された。金工学生で成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:藤野宗孝
対象者/給付額:藤野宗次郎美術学部鍛金(学部・大学院)実材履修者を含む美術教育(工芸教育)/未定
10.吉田五十八奨学基金 昭和40年設立
故吉田五十八氏1894(明27)〜1974(昭49):元本学名誉教授〈建築〉、芸術院賞(昭27)、芸術院会員(昭29)、文化勲章(昭39)。建築に関連する研究調査の助成を目的に、氏の寄附によって本基金が設立された。建築科学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:北原 繁
対象者/給付額:美術学部建築(学部2〜4年・大学院)/未定
11.吉岡奨学金 昭和41年設立
故吉岡保五郎氏1888(明21)〜1972(昭47):元新建築社社長、雑誌「新建築」主宰者。建築の研究及び育成を目的に、氏によって本奨学金が設立された。奨学金は、建築科の図書購入費及び実測助成金に充てている。
代表者等:(財)吉岡文庫育英会理事長 吉田義男
対象者/給付額:美術学部建築科/未定
12.長谷川良夫奨学基金 昭和57年設立
故長谷川良夫氏1907(明40)〜1982(昭57):元本学名誉教授<作曲>、イタリア賞(昭31)。氏の業績を記念して、作曲学生の奨学を目的に、御遺族及び関係者によって本賞が設立された。作曲科学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:菅野一哉
対象者/給付額:音楽学部作曲科4年/300,000円
13.松田トシ奨学基金 平成元年設立
故松田トシ氏(昭和11年3月東京音楽学校本科声楽部卒業)1915(大4)〜2011(平23):氏の寄附により本奨学金が設立された。音楽学部声楽科の学生で、優秀な成績を修めた者に対し奨学金を給付している。
代表者等:声楽科教員室
対象者/給付額:音楽学部声楽科4年/200,000円
14.クロイツァー記念賞奨学資金 昭和46年設立
故レオニード・クロイツァー氏1884(明17)〜1954(昭29):ロシア生まれ、ベルリン高等音楽学校教授〈ピアノ〉を経て本学教授。氏の功績を記念して、学内外のピアニストの育成を目的に、氏の手がけた子弟達の寄附によって本賞が設立された。楽器(ピアノ)専攻学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:クロイツァー記念会会長
対象者/給付額:音楽学部ピアノ大学院(修士)2年/100,000円
15.浄観賞奨学資金 昭和31年設立
故二世稀音家浄観氏(本名、杉本金太郎)1874(明7)〜1956(昭31):元本学教授〈長唄三味線〉、芸術院会員(昭23)、文化勲章(昭30)。氏の業績を記念して、長唄界の育成を目的に、御遺族及び関係者によって本賞が設立された。邦楽科長唄・三味線・囃子の各専攻学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:杉本和隆
対象者/給付額:音楽学部邦楽科(長唄・三味線・囃子)3・4年/20,000円
16.宮城賞奨学資金 昭和32年設立
故宮城道雄氏1893(明26)〜1956(昭31):元本学教授〈箏曲〉、芸術院会員(昭23)、第1回NHK放送文化賞(昭25)。氏の業績を記念して、箏曲演奏家の育成を目的に、御遺族及ぴ関係者によって本賞が設立された。邦楽箏曲専攻学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:牧瀬喜久雄
対象者/給付額:音楽学部邦楽科(箏曲)3・4年/100,000円
17.常英賞基金 平成7年設立
常磐津文字衛氏(本名 鈴木英二):元本学客員教授〈常磐津三味線〉、重要無形文化財保持者(平3)。邦楽学生の奨学を目的として、氏の寄附により、本賞が設立された。邦楽科の学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:鈴木英二
対象者/給付額:音楽学部邦楽科4年/100,000円
18.野村美術賞奨学金 平成9年設立(平成22年改称)
財団法人野村国際文化財団の寄附により「野村賞奨学金」が設立され、平成22年、同財団が公益財団法人野村財団に改組したのに伴い「野村美術賞奨学金」と改称し現在に至っている。大学院美術研究科博士後期課程の学生で、特に優秀な者の作品及び関連資料を買上げ、大学美術館に収蔵することを目的としている。
代表者等:公益財団法人野村財団
対象者/給付額:大学院美術研究科博士後期課程/800,000円
19.上野芸友賞奨学金 平成8年設立
本学公開講座(美術学部)修了者の有志団体である、上野芸友倶楽部の寄附により、本奨学金が設立された。絵画科(油画)、絵画専攻(油画・版画・壁画・油画技法・材料)の学生で、学業成績優秀な者を対象に給付している。
対象者/給付額:美術学部絵画科(油画)絵画専攻(油画・版画・壁画・油画技法・材料)/総額500,000円(1人100,000円)
20.伊達メモリアル基金 平成12年設立
故伊達純氏1920(大9)〜2000(平12):元本学名誉教授〈ピアノ〉、クロイツアー記念会会長。氏の業績を記念して、ピアノ専攻の学生の奨学と褒賞を目的とし、御遺族及び関係者によって本基金が設立され、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:南條敦子
対象者/給付額:音楽学部ピアノ専攻2/300,000円
21.菅原安男奨学基金 平成13年設立
故菅原安男氏1905(明38)〜2001(平13):元本学名誉教授(彫刻)氏の業績を記念して、彫刻科学生に対する教育研究の奨励を目的に設立された。彫刻科の学生で成績優秀な者を対象に給付する。
代表者等:菅原二郎
対象者/給付額:美術学部彫刻科(学部・大学院)/100,000円
22.芸大陶友会奨学金 平成18年設立
本学公開講座受講者の会「芸大陶友会」が陶芸専攻学生を支援する目的に設立された。陶芸専攻学生で、成績優秀な者を対象に給付している。
代表者等:近藤 健
対象者/給付額:陶芸専攻(学部3年・大学院)/50,000円
23.お仏壇のはせがわ賞奨学金 平成19年設立
株式会社はせがわ様の寄附により本賞が設立された。文化財保存学(保存修復)修了見込者で修士作品または修士論文が特に優秀な者を対象に給付している。
代表者等:(株)はせがわ代表取締役社長 長谷川房生
対象者/給付額:大学院(修士)・文化財保存学(保存修復)修了見込者/500,000円の範囲で1名または複数名に給与および賞状授与
24.大賀典雄奨学金 平成20年設立
故大賀典雄氏(元ソニー代表。本学声楽科卒)1930(昭5)〜2011(平23):氏の寄附により卒業・修了後、海外留学または演奏活動をする優秀者を支援するため本奨学金が設立された。
代表者等:大賀 緑
対象者/給付額:声楽およびピアノ専攻の学部卒業年次生、各1名/1,000,000円
25.武藤 舞基金 平成21年設立
故武藤舞さん1986(昭61)〜2008(平20):本学音楽環境創造科4年次に在学中、学問の志半ばに亡くなった武藤さんの夭折を悼み、舞さんの意志を継ぐ学生達を応援していきたいという御遺族の想いに賛同した舞さんの父親の勤務先であるNTTグループの社員・関係者の御厚意による募金を原資として本基金が設立された。音楽環境創造科および声楽科学生で成績優秀な者を対象に給付する奨学金と、音楽学部および音楽研究科の学生の教育研究活動のための助成金として給付している。
代表者等:武藤弘和
対象者/給付額
[武藤舞奨学金]音楽環境創造科生2名の他、音楽環境創造科(学部生および大学院・音楽音響創造、芸術環境創造生)および声楽科(学部生・大学院生)から3名/各300,000円
[武藤舞音楽環境創造教育研究助成金]音楽学部および音楽研究科在籍の学生および同在籍の学生が企画運営の中核となる事業/1件最大500,000円(助成総額年間200万円まで)
26.中能島賞奨学金 平成22年設立
故中能島欣一氏1904(明37)〜1984(昭59):元本学名誉教授(山田流箏曲)・重要無形文化財保持者。氏の業績を記念して箏曲専攻の大学院生に対する教育研究の奨励を目的に設立された。同専攻の学生で成績優秀な者を対象に給付する。
代表者等:中能島弘子
対象者/給付額:箏曲(大学院生)1名/50,000円
27.北田文化財保存学賞 平成22年設立
本学名誉教授北田正弘氏の寄附により本奨学金が設立された。文化財保存学専攻保存科学研究分野博士後期課程修了見込者の学生で、修了論文が優秀な者を対象に給付する。
代表者等:北田正弘
対象者/給付額:文化財保存学専攻保存科学研究分野博士後期課程修了見込者1名または2名/1名100,000円
28.宗次德二特待奨学生 平成25年度設立
株式会社壱番屋(カレーハウスCoCo壱番屋)の創業者、NPO法人イエロー・エンジェル理事長、宗次ホールオーナーである宗次德二様の寄附により設立された。この奨学金は、次世代の音楽界を担うことが期待される者を選考し、国内外での音楽研究活動を奨励することを目的として給付する。
代表者等:宗次德二
対象者/給付額:(学部)器楽科ピアノ、弦楽、管打楽専攻 各1名(大学院)声楽専攻 1名/入学時1,000,000円、在学期間年額500,000円
審査方法/入学時は入試成績により選考し、学部学生は3年進級次に学内成績等により更新審査を行う
その他/ 他の奨学金の受給は妨げない。
奨学金給付期間中、毎年度1回宗次ホール(名古屋市)にて演奏する。